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アトピー性皮膚炎改善に食事療法は必ず必要

痒くて眠れない、アトピーが顔中に広がり外出がおっくう、人の顔をみて会話できない…私自身アトピー性皮膚炎になり、沢山なやんでマクロビオテック・民間療法・漢方・乳酸菌サプリ・整体…あらゆる手段を実践してきました。その中で一番効果を感じたのは食事療法『食事の改善』です。
 食事療法は家族がいるとハードルが高い、毎日行うのは大変と思われる方もいるかもしれませんが継続することで確実な効果がかんじられます。アトピーに悪い食習慣も変わってきます。症状が改善されれば大事な家族の記念日にケーキを食べたり、毎日の生活で適量のおやつを食べたり、たまの外食でジャンクフード・お肉や海鮮を沢山を食べても症状は出にくくなります。私がそうでした。
 アトピーがよくなるだけでなく、健康にもいいし体が軽くなり、体調もよくなります。
 どのような食事療法を行ってきたかご紹介したいと思います。

目次

砂糖を使ったお菓子、チョコレート、マーガリンは食べない

 砂糖の沢山入ったクッキー、アイス、チョコレートは食べません。アトピーは皮膚の病気ですが、皮膚を作っているのは私たちの体を流れる血液です。アトピーの痒みを引き起こす免疫反応やヒスタミンの遊離はすべて血液の中で行われています。甘い砂糖を沢山接種すると血液をろ過する肝臓、腎臓に負担がかかり血液の病気であるアトピーの症状を悪化させます。

マーガリンを口にするのもNGです。クッキー等のお菓子の原材料名にあるショートニングもその一種です。マーガリンは菓子パンだけでなく食パンにも含まれていますので注意してください。

どうしても甘いものが食べたいときは、干し芋やナッツ、砂糖を使わず甜菜糖を使ったクッキーなどがお勧めです。

ヒスタミンを多く含む食品は避ける

アトピー性皮膚炎の痒みを引き起こす原因のひとつとして、アレルゲンが体内に取り込まれた際に放出されるヒスタミンという化学物質が刺激となり、皮膚にかゆみが起こることがわかっています。

食品から接種するヒスタミンの量が多いとその分かゆみも強くなる可能性がありますので避けた方がいいです。

ヒスタミンを多く含む食べ物
イカ、エビ、カニ、もち(もち米)、なす、豚肉、そば、チョコレート、コーヒー、ビール、ワインなどです。

私自身、おせんべいなら糖分を含まないので大丈夫と思い、沢山たべていたらその日の晩はかゆみで寝れなくなってしまった経験があります。お餅も食べ過ぎずに1日1~2個までと決めておく事をお勧めします。

暴飲暴食していませんか

 アトピー性皮膚炎にはこの飲料がいい、この食べ物がいい。等の謳い文句につられてその食品ばかり飲みすぎ、食べ過ぎたりしていませんか。
食べ過ぎは内蔵へ負担がかかり、アトピー性皮膚炎の症状も悪化してしまいます。

 私は、アトピーは便秘が原因と思い込み便秘改善に毎日プルーン約一袋を間食に食べていた時期がありましたが、食べすぎにより便秘症状は悪化し、アトピーが改善することはありませんでしたし、その上、腹部の膨満感による不快感にも苦しんだ経験があります。今思えば糖分も取りすぎです。

 アトピー性皮膚炎を改善させたい気持ちが強いほどひとつの食品や療法に固執してしまい、かえって症状を悪化させてしまったり、周囲を困惑させてしまうことがあります。私自身がそうでした。
 アトピー性皮膚炎の改善には日常生活でのバランスが大変重要です。

 無理な食事制限や日常生活でのストレスで暴飲暴食していませんか。
 暴飲暴食は内蔵への負担が大きくアトピー性皮膚炎の治療にも美容的な観点からみてもいいことは全くありません。
 もし甘いもの、ジャンクフードが食べたいときは『片手の手のひらにのる分だけが1日分』です。何事も適度がいいと私は考えています。

玄米菜食(マクロビオティック)は効果ありか、なしか

 私は玄米菜食を24歳から26歳の2年間おこないました。仕事のストレス(夜勤業務や残業もあり、有休休暇のとれない環境でした)、春の花粉によりアトピーの症状が大爆発した時期で藁にもすがる思いで始めた玄米菜食でした。

週末にオーガニックショップに通い、無農薬野菜と玄米を買い、お肉や野菜の代わりに豆腐、ごくたまに卵を食べる生活を送っていました。体重は6kg減りました。

 それによりアトピー性皮膚炎が治ったかというと、治ることはありませんでした。
ですが、その生活により得られたものは多かったです。

 それは、便秘が改善されること。玄米菜食を始めて1週間で生まれて初めて黄色いバナナ状の便が力むことなくでました。※汚い話ですが腸内環境の改善には著効です

 もう一点は体が異常に軽くなること。体重の話ではなく、疲れがたまることがなくなり、とってもつらかった夜勤業務もハツラツと業務を行うことができていました。便秘が改善されたこと、砂糖や農薬、添加物などの食品の摂取を限りなく減らしてたので内蔵への負担が少なくなり、全身を巡る血液が綺麗になったような感覚でした。朝の目覚めもよく睡眠時間も少なく生活していたことも記憶しています。

 玄米菜食を2年続けた経験で、今暴飲暴食をすることはなくなりましたし、体が重たいと感じたら、砂糖や添加物、お肉等消化に悪そうな食品を減らす等食事内容を改善させたり日々バランスを考え上手に食べるということに向き合えるようになりました。


 私は今、玄米菜食を行っておりません。その理由は、私自身新しい家族ができ、家族や周りの環境と合わせて生活するには玄米菜食は不向きだと考えているからです。ですがアトピー性皮膚炎にお困りの方で玄米菜食に挑戦できる環境があるのであれば、半年以上の期間やると決めて取り組んでみる価値はあると私は思います。ただ玄米菜食を自己流で行うのはとても危険なのでちゃんと調べて、できれば専門の知識のある方の指導のもと行うことをおすすめします。

一番は三食規則正しく食べること

 朝は納豆やヨーグルト等発酵食品を含んだ食品とごはんか食パン(マーガリンを含まない)、フルーツ

 昼は、野菜・たんぱく質・糖質をバランスよく食べる

 夜は、野菜たっぷりのお味噌汁やコンソメ(中華だしでもよい)スープとお魚または肉料理とご飯できれば発酵食品

 間食は『片手の手のひらにのる分が1日分』。お饅頭1ケ、またはクッキー3枚程度を小腹がすいた時にいただきます。症状が酷くてつらいときは、干し芋や甘栗、砂糖を含まないプレッツェルやおにぎり、リンゴなどの果物を食べていました。

いたって普通の食生活です。ただ暴飲暴食はしないこと、空腹の時間を作ることを今でも大切にしています。

空腹の時間をつくることについては、医師の日野原重明先生や南雲吉則先生の著書を読まれると空腹でいる時間が健康・長寿によい作用があることについての理解ができるかと思います。

最後に

 上にも記載しましたが、アトピー性皮膚炎を改善させたい気持ちが強いほどひとつの食品や療法に固執してしまい、かえって症状を悪化させてしまったり、周囲を困惑させてしまうことがあります。私自身がそうでした。
 アトピー性皮膚炎の改善には日常生活でのバランスが大変重要です。そのなかでも口にするものは一番重要だと私は思っており、ファーストフードやジャンクフード、添加物たっぷりの菓子パン・お菓子を食べる日常ではアトピー性皮膚炎の改善はないと考えています。(生活環境が変わって完治した等の話はありますが、、、)
 野菜たっぷりのお味噌汁やスープを毎日食べてみる、おやつをさつまいもに変えてみるなど少しの改善の積み重ねで症状も改善していきます。玄米菜食をはじめるようなハードルが高いことではないのです。


 アトピー性皮膚炎で悩むかたがこの記事を参考にしていただけたら幸いです。

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